生活習慣について

生活習慣は私たちの健康と密接にかかわり寿命を決める要因の一つであり、 良い習慣を身に付ける事は健康で生きる為の必須条件とも言えます。

習慣は人間の関わる中で、最も強く最も恐ろしい力を発揮し、 人間の一生の中で支配的な力を持つものと言ってよいでしょう。

健康長寿の理想的なライフスタイルとは、いったいどのようなものなのでしょう。 その秘訣を探ってみたいと思います。

100歳を超えて生きるには

100歳を健康で迎えるための理想の生活スタイルを学ぶには、 それを実際に実践し健康長寿を手にした人達を参考にするのがよいでしょう。

米国の研究者ダン・ベットナーは「100歳を超えて生きるには」という公演の冒頭で、 次のように話しています。

Danish Twin Studyと呼ばれる研究によれば、 生物学的限界内で平均的なヒトが生きる寿命のわずか10%だけが遺伝的に決まるそうです。

残りの90%は生活習慣によって決まります。ブルーゾーン(長寿地域)の前提はこうです。 もし我々が長寿に最適な生活習慣を発見できれば、長生きの処方箋を 見つけたことになる。

この事からもいかに生活習慣が長寿に関わりがあるかを知る事が出来ます。 そして公演の中ではブルーゾーンに共通する生活についてふれています。

動画「ダン・ベットナー:100歳を超えて生きるには」

画面右下の「字幕」を日本語にしてご覧下さい。

ブルーゾーンのライフスタイル

動画では世界中のブルーゾーンについて紹介していますが、 世界一の長寿地域が沖縄本島北部あることは日本人として誇らしく希望にもなります。

ブルーゾーンの人達は日常どんな生活をしているのか、 日々の習慣について共通点をいくつかまとめてみました。

まず生きるために一番重要な食生活は、意外と質素なものでした。 おもに植物性中心の食生活であり、腹八分に押さえ過食を慎んでいます。

運動は日々の生活の中で充分に行われ、あえてスポーツ的な運動はしていません。 運動は生活の中に組み込まれ、特に意識される事はないようです。

信仰への祈りや先祖を祀るくつろぎの時間を持っている。 15分間の安らぎの時間はストレスを解消し疾病を抑止するのに有効に働いているのです。

公演の中では触れられていませんが、 その理想的なライフスタイルの根底に流れているものは、規則正しい生活習慣のように感じられます。

規則正しい生活

人間は本来、日の出と共に目覚めて日の入りと共に寝る生活を何万年と続けてきました。

私達は夜更かしや朝寝坊など不規則な生活をすると身体が何となく不調に感じても、 それが病気とどう関連するのか自覚していないのが普通です。

自治医科大学柏田正樹教授は体内時計と病気について次の様に話してます。

人間を含むほとんどの生物の生命活動は、 「概日リズム」という約 24 時間の周期でおこる体内リズム(体内時計)によって支配されており、 そのリズムを制御しているのが時計遺伝子です。

血圧、睡眠と覚醒、心拍数、体温、摂食行動、ホルモンの分泌や様々な代謝機能にこの「概日リズム」があり、 そのリズムが乱れると体調不良となり、様々な病気の発症につながります。

最近では、肥満や糖尿病、 高血圧症などの生活習慣病の発症にも時計遺伝子が関与しているという報告が多くあります。

従ってこの「概日リズム」を常に正常に保つことが、健康であるために重要になります。

このように体内時計の乱れは健康に重大な影響を及ぼしていることが分かると思います。 しかしそれは身体的影響にとどまりません。

不規則な生活は睡眠障害などを引き起こし、 集中力が低下したり抑うつなどの深刻な精神疾患をも引き起こすことにもなりかねません。

規則正しい生活は肉体的にも精神的にも健康上重要であり、長生きの基本と言えるものです。

健康長寿を願うのであれば、まず第一にやるべき事は規則正しい生活を送り、 体内時計を一度リセットする事ではないでしょうか。