食事について

日本には、中国の「薬食同源」から派生した「医食同源」という言葉があります。 これは食事と健康の関連について真に本質をついた言葉と言えます。

健康で長生きをする食事という事で気をつけるべき点は2つあります。

  • 1つ目は何を食べるのか
  • 2つ目はどのように食べるのか

です。

何を食べるのか

長生きをする上で何を食べるべきかという点においてまず言えるのは、 出来る限り野の物、自然の物を多く摂ることです。

近代栄養学によって、日本人の体型は縦にも横にも伸びましたが、引き換えというべきか、 様々な生活習慣病とガンなどに悩まされるようになりました。

本来、人間に必要な栄養素というものは非常に複雑で捉えがたいものですが、 これまでの栄養学ではそれを極度に単純化してしまいました。

自然に近い食品には栄養学的に取りこぼされた、様々な要素が含まれているのです。

こういう自然に近い食事ということで具体的に挙がるのは、 旬を捉えた野菜、未精白の玄米、玄麦、小魚小エビなどのまるごと食べられる海産物でしょう。

昔ながらの和食はこの点素晴らしいのですが、塩分を控えめにする配慮も必要です。

どのように食べるのか

どのように食べるかも健康や長生きのために重要です。

よく言われるのが「腹八分目に医者いらず」という言葉。

人間は少し足りないぐらいで一番健康に活動できるようになっています。

少量をよく噛んで食べる事で満腹中枢を刺激し、 腹八分目でも充分な満足感を得ることができます。

麦飯に旬の野菜のお味噌汁、小魚の酢の物など、自然に近い食品をバランスよく使った、 昔ながらの和食をゆっくりよく噛んで頂く。これが長生きの食事だと言えるでしょう。

マンネリな食生活からの脱却

食事は誰にとっても楽しみの一つです。 しかし、ややもするとマンネリ的な食事なりやすいものです。

特に朝食はコーヒーを一杯だけという方もおられるでしょう。 これでは長生きには程遠く「薬食同源」に反するものです。 このような方は徐々にでも、健康的な食生活に変えていきたいものです。

それは意外と簡単に出来ます。 健康の為とはいえ、翌朝からいきなり和食を出されても抵抗があるでしょう。 なので、初めは季節のフルーツやヨーグルトなどを好みに合わせて一品を追加してみます。

慣れてきたら、美味しいクロワッサンや野菜ジュースなども添えてみましょう。 更にパンの種類を変えたり、野菜とスクランブルエッグなどの副食を出してみるのも良いでしょう。

和食派の方は、たまにパン食にしたり食生活に変化をつけます。 日曜日はコーヒーを飲みながら、ゆったりと朝食を楽しんでみてはいかがでしょうか。

大事なのは食事を楽しむ事

薬食同源と言っても、「食事は単なる身体の栄養補給」と、とらえたのでは その効果は半減してしまいます。 何事も「楽しむ」という気持ちこそが健康で長生きをするコツだからです。

そのためには食事をする環境を整えておくことも大事です。 最適な室温や照明すわり心地の良い椅子など、居心地の良いリラックスできるダイニングや居間をめざします。

食器も時には換えてみましょう。 もしコーヒーにマグカップであれば、受け皿のついたコーヒーカップに換えるだけでも雰囲気が変わるものです。 記念日にはテーブルクロスやプレースマットなどを敷いてみましょう。

週末ならテーブルに花を飾ってみましょう。野の花や庭の花でもOKです。 どんな花でもその個性的な美があるはずです。 夕食であればキャンドルを燈してみては如何でしょうか!?

気候の良い季節なら、庭に出て食事をするのも良いでしょう。 空間的・自然的な開放感により、気分もおおらかになり食も進みます。

長生きと健康に密接に関係する食生活を 改めて考えてみる事も、とても大切な事ではないでしょうか。