ストレスをためないということにも繋がってくる話ですが、 長生きをする上で日々の精神状態というものは非常に重要です。
心と体は一体のものですので、病気をすれば心が弱くなるように、 気分が朗らかならば身体の調子もよくなっていくものです。
長生きをするうえで心がけたいのが「楽観主義」で行こうということです。
楽観主義とは、物事の良い面、チャンスの面を特に見ていこうという考え方です。
ポジティブ・シンキングなどという場合でも大体同じものを指します。
具体的には、例えば、不況下で自分のこれからの生活を考えるに当たって、 不安や悪条件ばかりを数え上げるのではなく、 自分の長所や周りの助けなどを念頭に「なんとかなるさ」と考えるのが楽観主義と言えるでしょう。
この反対に「どうなってしまうんだろう…」と落ち込んでいくのは悲観主義と言われます。
楽観主義の心持ちで居ると、良くしたもので体のほうもそれに合わせた、 「なんとかしよう」という方向性で活発化していきます。
長生きをしていく上でこの楽観主義がもたらす元気が非常に大切なのです。
また、もう一つ心がけたいのが、「気を長く持つこと」「結果を焦り過ぎないこと」でしょう。
「象の時間ネズミの時間」という話があるように、 人間の一生の活力というのは案外一定かもしれません。
それだけに、気ぜわしく焦って動き回る人はそれだけ、 早回しで寿命を使っていくと言えるかもしれません。
しかし、2倍早く動いても2倍早く結果が出てくるわけではないので、微妙に損です。
現在は人間80年の世の中ですので、少し気長に考えて動くことが長生きの秘訣と言えるでしょう。